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FILM BRASS Ⅵ プログラム紹介第一弾


本日担当します、ホルン、編曲の鎌田です。

今日の記事は、プログラム紹介第一弾ということで、FILM BRASS Ⅵで取り上げる楽曲の紹介をさせて頂きます。

今回はファンタジー映画を特集したプログラムをご用意しています。

僕ら世代でファンタジー映画というと、やはり「ハリー・ポッター」シリーズですよね!

FILM BRASS Ⅵでは同シリーズから名曲達を選りすぐったオリジナルの組曲をメインに据え、「美女と野獣」「チャーリーとチョコレート工場」「ロード・オブ・ザ・リング」など、ザ・ファンタジー映画!を沢山お送りする予定です。


そんな中から今日ご紹介するのは「カンティーナ・バンド」です。

メインで演奏する「ハリー・ポッター」シリーズの最初の3作品を担当したジョン・ウィリアムズ。彼がその名を世界に轟かせた作品と言えば、なんと言っても「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」ですね。

劇中登場するカンティーナという酒場で流れている音楽が、その名の通り「カンティーナ・バンド」です。

同シリーズは有名な「メイン・タイトル」や「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのあれです)」など、シンフォニックなイメージが強いと思いますが、「カンティーナ・バンド」は少し異質で、昔のジャズバンドスタイルのノリが良い楽曲です。


監督のジョージ・ルーカスは「スター・ウォーズ」製作時に、作曲家のジョン・ウィリアムズに「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しき青きドナウ」など、クラシック音楽を効果的に使った1968年のSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」のような作品を作って欲しいと依頼したそうです。

最終的に仕上がった作品達を見ると(聴くと)、そんなルーカスの依頼も納得出来ますね。

「メイン・タイトル」などはホルストの「惑星」を強く意識した曲ですし、クラシック音楽を取り入れるというルーカスのアイデアもここに活かされています。

しかし最初にジョン・ウィリアムズが仕上げ、ルーカスに提出した曲が、全く持ってイメージの違う「カンティーナ・バンド」だったそうです。

当初ルーカスは困惑したそうですが、最終的に没にせず、物語の中で上手く登場させているところをみると、2人の信頼関係が伺えますね。





FILM BRASSは最大13重奏のバンドですが、今回「カンティーナ・バンド」はトランペット4人+チューバ+ドラムという小編成でお送りします。

これまでの演奏会ではトランペット中心の小編成アンサンブルを取り上げた事がなかったので、“新たなる”挑戦です。

トランペットのノリの良い仲間たちによるジャズミュージックはインパクト抜群、とても楽しんで頂けると思います。



次回のプログラム紹介記事では、「ハリー・ポッター」を解説します!






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