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ホルンのお仕事(FILM BRASS ver.)

皆様こんにちは。

先日のトランペットパート(https://filmbrassconcert8.wixsite.com/filmbrass/post/トランペットのお仕事-film-brass-v)に引き続き、今回はホルンパートが担当します!

トランペットパートはオーケストラとは違った、FILM BRASSならではの苦労を語ってくれました。

本日の記事では、FILM BRASSでのホルンパートの役割や、次回FILM BRASS VIでの聴きどころなどを取り上げていきたいと思います。




クラシック音楽や吹奏楽曲ではどうしても地味な印象があるホルン。同じような編成ですが、映画音楽というジャンルではとても脚光を浴びます。また、"地味な印象"への異常なコンプレックスを抱えたアレンジャーがいることもあり、一般的なイメージに比べ、FILM BRASSでは”やや”目立つシーンが多いかも知れません。



役割は多岐に渡ります。大切な仕事として、トランペットを代表とする、いかにも金管なサウンドに加勢したり、時にチェロのような柔らかで深みのある音色を生み出したりと、数多くのキャラクターを使い分ける事が挙げられます。

また、音量では他のパートに劣りますが、内声からバンド全体の雰囲気をコントロールしたりもしています。



他には、以前4番ホルン橋本本人も記事にしていましたが、4番ホルンや3番ホルンの、縁の下の力持ち的な活躍もFILM BRASSサウンドには欠かせないものです。お料理でいうところの、”コク”のような存在ですね。



おまけとして、鎌田、河野の映画オタクっぷりが曲作りに反映される事も多く、ある意味それもホルンパートの役割となっているかも知れません。笑




そんな我々のFILM BRASS VIでの聴きどころ,,,,

一般的なイメージに比べ”やや”目立気味なホルンパートなので、『全ての曲』と言ったところでしょうか。笑

中でも我々が先日行ったパート練習で力を注いだ曲をいくつかご紹介しましょう。



まずは、「ある日どこかで」で使用されたラフマニノフ作曲、「パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏」。

本来ソロピアノが弾いているアルペジオ(分散和音)をホルン4本が一体となって奏でます。終始美しく、短いながらも内容の濃い一曲です。


そして、ハリー・ポッター組曲。

メドレー形式で短い曲が多数登場します。

先に書いた、雰囲気をコントロールする役割がとても重要で、目まぐるしく変わる曲の中で適正なキャラクターの切り替えが必要とされます。"ホルンの役割"的にはこの上なくやりがいのある楽曲です。また、"マジなジョン・ウィリアムズ"を聴ける楽曲でもあり、FILM BRASS史上最高難度を誇ります。



先日行われたパート練習では、FILM BRASSの曲以外にも、急遽シューマン作曲の「4本のホルンと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック」を音出ししてみました。


アレンジ物であるFILM BRASSの楽譜より技巧的な部分も多く、良いトレーニングになりました。大作曲家により"ホルン4本のために"書かれた楽曲なので、やはり理にかなった響きがします。4本のホルンが真に共鳴した時に出る響きを垣間見ることが出来た気がしました。これはFILM HORNSにとって必要であり、求めて行かなければならないサウンド!

これからもこういったトレーニングをパート練習で重ねて行き、よりクオリティの高い4人のアンサンブルをして行きたいです。




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